2020年6月16日火曜日

新型コロナ隔離日記 ⑧隔離ホテルにて(第3日)



【お願い】
以下は2020530日に成田空港より日本へ入国、隔離された経験を記しております。入国のタイミングや場所によって、当局の対応や種々の状況は変わってくることもあるかと思います。この点を予めご承知おきの上、本日記をご高読賜りますようお願い申し上げます。

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2020615日(月)投稿「新型コロナ隔離日記⑦隔離ホテルにて(第2日)」より続く)

隔離用ホテルでの3日目の61日(月)の朝、7時から8時にPCR検査の結果が通知されるとのことでしたが、7時半になってもまだ連絡がないため、ほんの少しだけ心配になり始めようとしたまさにその時、電話がなりました。

「陰性です。」

と言われ、ずっと台湾にいればそれが当たり前といえば当たり前なのですが、それでもホッとしまた嬉しく思いました。荷物をまとめ、出発の準備をするように言われます。

この時には陰性の証明等を書面ではいただいていませんが、後ほど電子メールで通知を頂きました。


8時半頃にまた朝食の配膳が完了したので朝食をとり、その後荷物をほぼまとめ終わった時、また電話がなりました。ハイヤーがもう到着したので準備ができ次第、出発してもよいとの連絡でした。

まだ時刻は9時前で、予想よりもかなり早いハイヤーの到着でした。ちょっと慌てて身支度を整え、部屋のドアは開けたままにしておくようにと言われましたので、ドア・ストッパーを使ってドアを開け放しにし、部屋を出ます。

到着時と同様、またも多くのスタッフの方が加賀屋さんのお見送りのように一列に並んでいらっしゃいます。少々バツが悪いですが、皆さんに御礼を言いながらホテルの正面玄関を出、ハイヤーに乗り込みました。本当に隔離ホテルでの担当の方々は、プロフェッショナルに細かいところまで徹底して、国外からのウイルス持ち込みを防止に努められていると思います。

皆さんに感謝しながらも、ハイヤーが隔離ホテルから離れるにつれて、ほんの少しですが開放感を感じていました。

これからは自分で手配したホテルで自主隔離に入ります。

続く

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2020年6月15日月曜日

新型コロナ隔離日記 ⑦隔離ホテルにて(第2日)



【お願い】以下は2020530日に成田空港より日本へ入国、隔離された経験を記しております。入国のタイミングや場所によって、当局の対応や種々の状況は変わってくることもあるかと思います。この点を予めご承知おきの上、本日記をご高読いただきますようお願い申し上げます。

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2020614日(日)投稿「新型コロナ隔離日記⑥隔離ホテルにて(第1日)」より続く)

531日の日曜日は爽やかな朝でした。起床して部屋をキョロキョロすると、部屋にコーヒーがないことに気づきます。そこでスーツケースの中からもぞもぞとモンカフェを出して、コーヒーを入れました。すると館内放送があります。

「今から朝食の配膳を始めます。これから部屋のドアは開けず、次の配膳完了のアナウンスがあるまでお待ち下さい。」

確かに食べ物を配っている時に、陽性の人の部屋の空気がそこへ流れていくようなことがあれば怖いですね。しかし、本当に細かいところまで気を配って、感染防止を徹底されていると感心しました。

30分ぐらい経つと、再度館内放送があり、配膳が完了したので朝食をとって下さいとの連絡があります。

ドアを開けると、ドアノブにお弁当がかかっていました。


お弁当はきちんとしていて美味しいです。サラダには私の大好きなルッコラがたっぷりと入っていて驚きました。最近の日本ではルッコラは安いのでしょうかね。台湾ではルッコラは輸入品が多く、まだまだ高いですね。


朝食を終えてから「退所に関する手引」を読み、事務局に電話を入れます。コロナ対策ハイヤーに何時に迎えに来てもらえばよいかを相談、確認するためです。


PCR検査は三日目の朝に結果が出るのですが、その後成田空港や羽田空港等へ順次バスが出たり、滞在を続ける方々の昼食の準備があり、そちらと迎えの時間がぶつからないようにし、人と人との接触を避ける必要があるためとのことです。したがって、ハイヤーがホテルに来る時間にも制限がでてきます。

事務局と相談した結果、ハイヤーが迎えに来てもよい時間帯はほぼ9:30-10:00に限られるとの結論に達したため、明日の9:30に予約時間を変更することにしました。

その旨ハイヤーの会社に連絡をし手配を終えてから、「待機場所及び待機場所までの移動手段についてのアンケート」を記入し、指示通り部屋のドアにマグネットで貼り付けておきます。


そうこうしていると昼食の時間になりました。日本のお弁当は美味しいです。有り難くいただきます。


昼食を終えて窓の外を見るとよいお天気です。隔離期間の14日間は外へジョギング行ったり、山へトレッキングに行ったり出来ないのは残念ですし、とりわけ今日は原則ドアの外へすらいけないことを考えるとちょっと溜息が出ます。

それでも仕事のメールを書いたり、フェイスブックの前日の投稿に対して来ている質問やコメントに対応したりしている内に、一日があっという間に過ぎていきます。

夕食は17:30ぐらいに配膳が完了したため、随分と早い時間の夕食になりました。


夕食は美味しかったのですが、タイミングが早かったためか、台湾のお弁当に比べるとボリュームが少なめだったためか、23時前に寝ようとした時、ややお腹が空いてきて寝付けなくなりました。たまたまスーツケースの中にブレックファースト・バーとかナッツの袋を入れていたので、それを少々食べてから寝付きました。

事務局に言えばお夜食を持ってきてくれるとは思いますが、PCR検査の結果が出る前には原則部屋から外には出られませんので、ちょっとした食べ物を持っていれば安心かもしれないですね。

続く

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2020年6月14日日曜日

新型コロナ隔離日記 ⑥隔離ホテルにて(第1日)



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2020613日(土)投稿「新型コロナ隔離日記⑤コロナ対応バスに乗る」より続く)

このような考えを巡らせているとコロナ対策バスはホテルに到着しましたが、「そのまま座席にてお待ち下さい。」と言われます。

バスから降りる際にも指示があり、一人ひとり(あるいは家族単位で)ゆっくりと降りていきます。座席で待っていると担当の方が呼びに来られ、本人確認の後に、番号札を渡されます。私の札には「20604」と書いてありましたが、これがルームナンバーとのことです。チェックイン等の手続きはなく、部屋のドアも開いたままになっているので、直接この部屋へ行くように指示を受けます。部屋には今回の隔離についての説明文書があるので、これらをよく読んで下さいとも言われました。

バスを降りると、多くのスタッフの方々が一列になって出迎えてくれます。その光景たるやまるで『加賀屋』のお出迎えのようでびっくりしました。本当に多くの方々がこの検疫に関わり、ウイルスが入ってこないように空港という一種の国境を守っているということを感じます。

無事部屋に入ると時刻はほぼ23:00でした。

部屋に入ると、書類とお夜食がありました。ダンボールの基地でも小さなお弁当はいただきましたが、まずはお夜食を頂くことにします。


お夜食を頂いて、心がより落ち着いたところで、机の上の「当施設での一時待機のしおり」という文書を拝読します。隔離期間中は部屋に留まり、下のコンビニへ行くのも禁止、止むを得ず部屋のドアを開けるときはマスクをつけるようにとあります。当然ながら、隔離ホテルでは「禁煙・禁酒」です。




他にも色々と文書はありましたが、長い一日の後で結構疲れを感じており、時計を見るといつの間にか日付も531日(日)となっておりますので、今宵はここまでにいたしとうございます、とすることにします。

なお、私が隔離されたホテルは東横イン成田空港でした。東横インはよく利用していて、このベットや枕にも慣れているせいか、それとも疲れのせいか、即眠りに入りました。



続く

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2020年6月13日土曜日

新型コロナ隔離日記 ⑤コロナ対応バスに乗る



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202069日(火)投稿「新型コロナ隔離日記 ④成田空港でPCR検査」より続く)

その後、引率の方に連れられて通常の入国手続き、通常の入館手続きを行います。通常と言いましたが、私の荷物はノーチェックでしたが、人によっては厳しくチェックされている様子でした。

これが終わると、第2ターミナルから第3ターミナルまで連れて行かれました。第3ターミナルにはダンボールでできた区切りのある椅子のようなものがたくさん置かれています。


簡単な弁当を与えられ、バスの準備ができるまで65番の椅子で待つように言われました。このダンボールの設備は、男の子だったら、なんだかダンボールの基地みたいに見えて喜ぶような気がしました。



ここで時刻を見ると20時過ぎだったかと思います。私はハイヤーを本日23時に予約していたので、まず予約変更の連絡を入れました。そしてトイレを済ませたり、頂いたお弁当を食べたりしてダンボールの「基地」の中で過ごします。

しばらくすると「バスの準備が出来ました!」という声が聞こえたので、荷物をもって再度移動します。みんなでソーシャル・ディスタンスを保ちながら、長い一列になってあるき続けます。コロナ対策済みバスの乗り場はターミナルの一番端にあって、移動が結構辛いです。私のスーツケースは約30キロあり、5箱のマンゴープリンの重さも少々堪えます。私の前には、台湾からお引っ越しと思われるご夫婦が、カートにたくさんのスーツケースやダンボール箱を載せて運ばれています。本当に大変そうです。

普段ですと空港の荷物受取カウンターから宅配サービスのカウンターへ行って、ダンボール箱の荷物などは自宅へ直ぐに送ってしまえばよいのでしょうが、そのような宅配サービスも今はやっていないようです。この時期の移動はできるだけ自分で運ぶ荷物は少なくし、少々不便でも別送便にした方が無難なような気がしました。

さて、なんとかバス乗り場まで着いたら、スーツケースを係の人に預けて、バスに乗り込みます。バスの中は青くボーっと光っていています。一つ一つの座席がビニールで覆われ、窓側もすべてビニールのカーテンで覆われています。バスの青い電灯の光がビニールに反射し、あたかも宇宙船の中にでもいるような気さえしてきます。


そしてこのように厳重にビニールで丁寧に覆われているバスを見ると、良い意味での日本の現場での丁寧さを感じずにはいられません。

このバスに揺られながら、成田に着陸してからここまでの道のりを改めて振り返ると、多くの人達がとても丁寧かつ親切に対応してくれていることを改めて思い出しました。私自身は日本政府を台湾政府と比べてしまうのもあって、日本における新型コロナへの対応に対して、正直なところ非常に不満に感じています。それでも日本の感染者や死亡者が欧米に比べて非常に少ないのは、このように検疫や医療の方々の努力や現場力の賜物かもしれない、、、とも思うのでした。

続く

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2020年6月9日火曜日

新型コロナ隔離日記 ④成田空港でPCR検査


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202068日(日)投稿「新型コロナ隔離日記③JALの機内にて」より続く))

空港に降りてしばらく歩いていくと、番号を書かれた椅子がまばらに置かれた場所があり、そこで座って待つように言われます。

しばらくすると一人ひとり(あるいはひと家族ずつ)、担当の方に呼ばれ、機内で記入した質問表の内容を確認し、今後の流れについて説明を受け、そして疑問点に対し質問します。

このときにまず確認したことは14日間の待機・自己隔離の期間中、PCR検査の結果が陰性の場合でも全く外出してはいけないのかということです。担当の方の回答は、「生活必需品を買うために少し外出する程度はよい」というものでした。安心しました。台湾の隔離の際には自宅から一歩でも出てはいけないことになっていますから、、、

またPCR検査の結果がでるまでの時間ですが、「明後日の朝に結果が出る」とのことでした。ということは、政府指定の隔離ホテルで2泊することになります。レンタカーやハイヤーを予約している人は、明後日の朝に予約を調整する必要があります。

最後に14日間待機・自主隔離して下さいという「要請書」にサインをします。命令や指示等ではなく、あくまでも「要請」なのですね、、、


要請書をサインした後に、「もしよければ『厚生労働省 帰国者フォローアップ窓口』というライングループを友だちに加えて下さい」と言われましたので、これもやってみました。

次にパーティションで区切られたところに案内され、いよいよPCR検査を受けます。

PCR検査の担当の方から、荷物を横のテーブルの上において椅子に座るように言われます。私は椅子に座って「お願いします。」と言い会釈をすると、担当官は「そんなに丁寧な挨拶をされたのは初めてですよ。」と仰られます。私は自分が褒められたと言うよりは、日本人の礼儀作法が劣化しているような気がして悲しくなりました……。

PCR検査は台湾でテレビを見ていると、喉に棒を突き刺してグリグリする様子が報道されていました。


日本では「はい、少し上を向いて下さい」と言われ、鼻に長い綿棒のようなものをズブッと刺して、「1、2、3、4、5」と唱えながらグリグリされます。

決して痛くて泣いているわけではないのですが、この鼻の奥の刺激と(先程の悲しい気持ちもあってか)勝手に涙が流れます。鼻自体に変な感触がしばらくの間残り、やはり決して泣いているわけではないのですが、鼻をすすりながら、担当の方に「有難うございました」と言いつつ、涙がやや止まらない自分が恥ずかしく、その場をそそくさと失礼いたしました。

続く

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2020年6月8日月曜日

新型コロナ隔離日記 ③JALの機内にて


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(2020年6月7日(日)投稿「新型コロナ隔離日記 ②桃園空港にて」より続く)

小心者の私は、前方の席は人が多めかと思い、十二分なソーシャル・ディスタンスを保つため一番後ろの窓際席である59Aを予約していました。その席について前方を見渡すと、一人の子供がちらりと見えただけで、他に人の姿はありませんでした。



機内アナウンスが入り、機内では空気を常に入れ替えており、2-3分ですべての空気が入れ替わるようになっているとの説明がありました。飛行機の中は完全な密封空間のように思っていたのですが、これを聞いて少し安心しました。

あとはCAさんからいつもの通関申告書以外に、4枚ほどもある質問表を渡され、それを記入しておくように指示されました。この質問表では、個人の基本データ、国内での連絡先、滞在予定場所、空港から滞在予定場所までの移動手段等を記入します。そして、CAさんにも滞在予定場所が自宅かホテルか、移動手段は迎えの車かハイヤーかなど口頭で確認されました。

その他、機内は普段通りでした。映画を見て、機内食を頂いて、スケジュールより早く3時間余りで成田に着陸します。

高度を下げていくと窓越しにいつも通りの東京湾の夜景が見えますが、今回は心無しかいつもより明るさが弱く、心細いかのように感じます。それでも飛行機は静かに滑走路に着陸します。

20:30頃に滑走路に着陸して、シートベルサインが消えると、そのまま着席しているようアナウンスが流れます。数人のグループに分けて、少しずつ飛行機を降りることになっているそうです。

最初に降りるグループの人たちは、この後自宅に戻る人たちのようです。

私はこの後ホテルに滞在することになりますので、降りるのは後になるようで、CAさんからゆっくり待つように言われました。ちなみに、移動手段や滞在先を手配していない人は一番後になるようですので、そんな人は余りいないとは思いますが、事前に移動手段や宿泊先を手配しておくのが良いと思います。

お話をしているとこのCAさんはたまたま岐阜のご出身で、石川のお隣ということで「昇龍道」などの地元ネタで盛り上がりました。お蔭様でこの少々長い待ち時間を楽しく過ごすことが出来ました。

30分ほど経って丁度21時になった頃、ようやく私にも降りるようにとの指示がありました。

続く

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2020年6月7日日曜日

新型コロナ隔離日記 ②桃園空港にて



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(2020年6月6日(土)投稿「新型コロナ隔離日記 ①人生三回目の隔離」より続く)

さて、まずは日本への移動方法ですが、東京・台北間のフライトも大幅に減便となっており、20205月時点では、羽田・松山便は完全に運休状態で、JALでは成田・桃園便が週四便のみ運行している状態です。しかし心配な航空券のお値段の方は、この時期は特別料金かと思いきや通常より安いくらいでした。

今回は運転手さんの旺旺(ワンワン)を呼んで、自宅から桃園空港まで送ってもらいます。

旺旺は元々お父さんの老旺(ラオワン)と一緒に運転手業をやっていて、旺家の家族みんなで頑張っていらっしゃいます。老旺は日本語も話されて、日系企業の人々の運転手さんをよくやっているようです。この前の春節の後に旺旺と会った時には、コロナで日本人のお客さんが減って非常に困っていると渋い表情をして言っていました。

今日の旺旺はいつもと違ってネクタイをしていたので、「あれ、ネクタイなんかしてどうしたの?」と聞くと、今は台湾政府が国内旅行を振興し補助金を出しているので、そのチームに参加していると言っていました。思ったより元気そうな顔をしていたので、私もちょっと安心しました。

旺旺は、最近しばらく私から連絡がなかったのでお母さんが心配して、「カブさんは他の運転手さんに乗り換えたんじゃないの?」と言われたという話をしてくれました。それもそのはず、いつもはひと月に最低一回は日本と台湾を往復していたのに、春節以降は巣籠りで、ずっと台北にいて飛行機に乗るのは実に4ヶ月ぶりでした。

自宅から桃園空港までの道のりは他の車も少なく、高速道路沿いは恐らくタイワンネムノキ(中文:合歡木)と思われる木の花が満開で、山々がピンク色に淡く染まっていました。そんな風景に見とれていると、いつもは40分以上かかる道のりを30分もかけずにあっという間に空港に到着しました。

旺旺によると、いつもは毎日数万人の利用者がある台北桃園国際空港も今は利用者が数百人で、通常の12%にとどまっているようです。

実際空港の中に入るとガランとしていて、JALのカウンターにも乗客の列など全くありません。セキュリティ・ゲートも一つしか開いておらず、出国審査も外交官や航空会社のスタッフが通り抜ける窓口の横の窓口が一つ開いているだけです。

いつもは出国審査を抜けると、航空会社のラウンジでゆっくりするのですが、今回はラウンジも閉鎖していて、空港のレストランで使うクーポンを渡されるだけでしたので、レストランで食事をします。いつもはラウンジで即ワインを飲むのですが、レストランでは台湾ビールしか売っていないので、余り調子が出ません。それにお店も閉まっている店が多く、人もやはりまばらです。



そういえば昨日、姪っ子たちに頼まれたパイナップルケーキを買おうと、手作りパイナップルケーキが日本人に評判の『番屋』というお茶屋さんに行ったのですが、なんとこの新型コロナで日本人観光客がいないためか休業していましたのです。『番屋』は台湾人のお父さんとお母さんがご夫婦でやっていらっしゃるお店ですが、最近は息子さん夫婦がお店に出て頑張っていらっしゃるところだったので、本当に心が痛みます……。

台湾ではこの一番屋さんのように、個人、家族あるいは中小企業で、日本人観光客や駐在員に寄り添ってビジネスをしている人たちがたくさんいると思います。最近のコロナでこのような人たちは相当打撃を受けているはずです……。

また、日本でも地方はよく似た状況ではないかと思います。私の生まれ故郷である石川県だけでなく、外国人観光客の中で台湾人が一番多い県は20県に上ります。日本と台湾との人の行き来がなければ、日本の地方経済も相当の打撃を受けると思われます。

(出典:観光庁発行「宿泊旅行統計調査(平成30年1~12月)」)

さて話をパイナップルケーキに戻しますが、そこでパイナップルケーキを求めて免税店へ足を運んだのですが、なんと3軒回ってもパイナップルケーキがないのです。私は15年間以上台湾に住んでいてしょっちゅう空港を利用しますが、空港にパイナップルケーキがなかったことなどいまだかつてなく、かなり驚きました。個人的にはここで異常事態宣言を発布したくなります。

念の為に店員の帥哥(Shuai1-ge1)(=イケメンのお兄さん)にパイナップルケーキはないかと聞くと、「歹勢,鳳梨酥沒有。」(=ごめんなさい、パイナップルケーキはありません。「歹勢」(パイセイ)は台湾語でごめんなさいの意味)と言われ、私はショックを感じつつも、今回は趣向を変えてマンゴープリンかゼリーのようなものを買って、搭乗ゲートへ向かいました。姪っ子が気に入ってくれるとよいのですが。

搭乗ゲート前には少ないながらも人影が見られ、少々ホッとしました。


続く

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本ブログの概要

起業、大学院での活動、在台日本人の生活等を通して色々な角度から見た台湾について、そして台湾から見た日本について、皆さんとお話していきたいと思っています。