2011年1月16日日曜日

台湾大学EMBA二学期期末試験

今週末は台湾大学EMBAの第二学期の期末試験があった。

今学期は3つの必修科目をとっていたのだが、そのうち2つはちょっと変わった期末試験だった。

1つは、試験の問題に回答することに加えて、笑い話を書くこと。

意図は良く分からないのだが、面白い話であれば点数を上げてくれるとのこと。

(もしかして、この教授は「ネタ帳」でも作っているのだろうか。。。)

もう一つの試験はもっとユニークで、まず3つの選択肢が与えられた。

1つ目の選択肢 …… くじ引き。くじには70~90点までの点数が書かれていて、くじ引きによって期末試験の成績が決まる。(70点は台湾大学EMBAの合格点。)

2つ目の選択肢 …… 制限時間30分の試験。90点満点。

3つ目の選択肢 …… 制限時間90分の試験。100点満点。

教授がこのユニークな試験形式を説明されたときには、僕は自分の中国語の聞き取り能力に重大な問題があるのかと思ったくらい驚いた。

元々問題はあるにはあるのだが、このときはまさに耳を疑ったのだ。

結構多くの同級生たちが「くじ引き」部屋へ走っていったのだが、僕の方は、何か聞き間違いや聴き漏れがあるかもしれない、あるいは何か裏があるのではないかと思い3つ目の選択肢をとった。

この試験の次の日に同級生たちが、がやがや話しているのを聞くと、くじ引きの話は本当で、かなり多くの人がくじ引きを選んだらしく、くじ引き部屋は相当賑わったらしい。

僕の周りのくじ引き参加者の最高得点は88点で、他は80点台の人もいれば70点台の人もいた。

果たして教授が仰られていたことは本当だったのである。

仕事も忙しい中で半分徹夜の日々が続いた後、半分狐につままれたような気持ちであるが、とにかく期末試験は終わったのでまずはよしとする。

2011年1月1日土曜日

2011年元旦

あけましておめでとうございます!

新暦の元旦は台湾でも一応祝日である。

今年は元旦が土曜日に当たったので、別に仕事が休みになるわけでもないので、友人たちは残念がっていた。

とは言え、僕にとっては大学院の授業がお休みになるので、久しぶりに何の用事もない土曜日となった。こんな休日はゆっくり休息するに限ると思い、自宅にいる。

外はといえば、今年は民国100年で、新年のイベントが色々と多いらしい。

台北101のカウントダウンを自宅のベランダから見ていたのだが、歓声がうちでも聞こえた。

台北101は台北市の南東にあり、僕の自宅は北東にある。台北市の端から端まで歓声が伝わったことになる。よっぽど多くの人が集まっていたのだろう。

台北101の花火は今年は一層盛大で、遠くからみると積み木の様に見えるビル全体が、なんやら火の柱のようになって見えた。小さくとも迫力や華麗さというものは感じ取ることが出来た。

日本でいう「花火」と台湾の「煙火」(北京語で花火の意)とは相当感覚が違うと思った。

昔田舎でお盆に見たぽつりぽつりと浮かび上がっては消えていく、線香花火を大きくしたような遠花火の絵の情緒とは正反対である。

また、台北市の端から端まで響く歓声は歓声で、日本の行く年くる年には欠かせない鐘の音とも正反対である。

そんなことを考えながら日本人は伝統を大切にしなさい、と仰られた李登輝さんの言葉を思い出した。

2011年、日本にとっても台湾にとっても益々大変な年になると思う。

ささやかながら、今年、日本も台湾も少しでもよくなるようにまずは祈りたい。

皆様今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

本ブログの概要

起業、大学院での活動、在台日本人の生活等を通して色々な角度から見た台湾について、そして台湾から見た日本について、皆さんとお話していきたいと思っています。