2011年1月1日土曜日

2011年元旦

あけましておめでとうございます!

新暦の元旦は台湾でも一応祝日である。

今年は元旦が土曜日に当たったので、別に仕事が休みになるわけでもないので、友人たちは残念がっていた。

とは言え、僕にとっては大学院の授業がお休みになるので、久しぶりに何の用事もない土曜日となった。こんな休日はゆっくり休息するに限ると思い、自宅にいる。

外はといえば、今年は民国100年で、新年のイベントが色々と多いらしい。

台北101のカウントダウンを自宅のベランダから見ていたのだが、歓声がうちでも聞こえた。

台北101は台北市の南東にあり、僕の自宅は北東にある。台北市の端から端まで歓声が伝わったことになる。よっぽど多くの人が集まっていたのだろう。

台北101の花火は今年は一層盛大で、遠くからみると積み木の様に見えるビル全体が、なんやら火の柱のようになって見えた。小さくとも迫力や華麗さというものは感じ取ることが出来た。

日本でいう「花火」と台湾の「煙火」(北京語で花火の意)とは相当感覚が違うと思った。

昔田舎でお盆に見たぽつりぽつりと浮かび上がっては消えていく、線香花火を大きくしたような遠花火の絵の情緒とは正反対である。

また、台北市の端から端まで響く歓声は歓声で、日本の行く年くる年には欠かせない鐘の音とも正反対である。

そんなことを考えながら日本人は伝統を大切にしなさい、と仰られた李登輝さんの言葉を思い出した。

2011年、日本にとっても台湾にとっても益々大変な年になると思う。

ささやかながら、今年、日本も台湾も少しでもよくなるようにまずは祈りたい。

皆様今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

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本ブログの概要

起業、大学院での活動、在台日本人の生活等を通して色々な角度から見た台湾について、そして台湾から見た日本について、皆さんとお話していきたいと思っています。