あけましておめでとうございます!
新暦の元旦は台湾でも一応祝日である。
今年は元旦が土曜日に当たったので、別に仕事が休みになるわけでもないので、友人たちは残念がっていた。
とは言え、僕にとっては大学院の授業がお休みになるので、久しぶりに何の用事もない土曜日となった。こんな休日はゆっくり休息するに限ると思い、自宅にいる。
外はといえば、今年は民国100年で、新年のイベントが色々と多いらしい。
台北101のカウントダウンを自宅のベランダから見ていたのだが、歓声がうちでも聞こえた。
台北101は台北市の南東にあり、僕の自宅は北東にある。台北市の端から端まで歓声が伝わったことになる。よっぽど多くの人が集まっていたのだろう。
台北101の花火は今年は一層盛大で、遠くからみると積み木の様に見えるビル全体が、なんやら火の柱のようになって見えた。小さくとも迫力や華麗さというものは感じ取ることが出来た。
日本でいう「花火」と台湾の「煙火」(北京語で花火の意)とは相当感覚が違うと思った。
昔田舎でお盆に見たぽつりぽつりと浮かび上がっては消えていく、線香花火を大きくしたような遠花火の絵の情緒とは正反対である。
また、台北市の端から端まで響く歓声は歓声で、日本の行く年くる年には欠かせない鐘の音とも正反対である。
そんなことを考えながら日本人は伝統を大切にしなさい、と仰られた李登輝さんの言葉を思い出した。
2011年、日本にとっても台湾にとっても益々大変な年になると思う。
ささやかながら、今年、日本も台湾も少しでもよくなるようにまずは祈りたい。
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