春節前に近所のコーヒー屋のお姉さんから(お母さんと呼んだほうがよいかもしれないですが、ここでは便宜的にお姉さんとしておきます。失礼!)、九份付近に登山へ行こうと誘われました。
快諾すると「では、2月15日(土)の朝、地下鉄北門駅から965番のバスに乗って金瓜石(黄金博物館前)のバス停で降りて下さい、9時に現地集合で。」との指示でしたので、朝7:40ほどに北門駅のバス停で965番のバスを待ちました。
すると窓に965と書いたバスが来たのでそれに乗ったのですが、思っていたのとちょっと様子が違います。よく見ると中には12番と書いてあり、どうやら間違ったバスに乗ったようです。慌てて呼び鈴を押してすぐに降りようとしたのですが、バスは高架道路にのって台北の中心地からどんどん離れて行ってしまいます。次に止まったバス停は遥か遠くの内湖区でした……。(窓に965と書いていたのはどうやら広告のようです。あーっ!)
これはもう間に合わないと観念し、まずはLINEでコーヒー屋さんのお姉さんに自分は恐らく間に合わないので先に行っていて下さい、ごめんなさいとお詫びのメッセージを入れてから、それでも一旦北門に戻ろうと、バス停で北門に戻るバスを探しました。するとどういうわけか、単純に反対方向へ行く12番バスを探せばよいようなものですが、何度探せどどうしても見つからないのです。
するとバス停で待っている人たちが、「どうしたのですか。どこへ行こうとしているのですか。」と聞いてきてくれて、「北門へ行こうとしているのですが、直接行くバスが見つからないのです。」というと、一人の方が「○○番のバスに乗って南京どこどこで××番のバスに乗り換えればよいですよ。」とおっしゃったのですが、南京どこどこでバスとバスで乗り換えをしていると、一体どれだけかかるか分かったものじゃない、これはもうタクシーで行った方が良いかな等と考えていると、いつの間にかそこにいる何人かの人々で話し合いが始められていました。更に結論として「地下鉄松山駅で乗り換えるのがよい」ということになり、一人の方が自分も行くからそこまで連れて行ってくれと行ってくれました。私も地下鉄乗り換えであれば、タクシーで行くよりも早いかもしれないと思い、この見知らぬ親切な台湾の方のご好意に甘えることにしました。
この浪花節人情劇場のライブのような台湾の方々の人情に改めて感謝です!!!
すると先ほどとは似ても似つかない綺麗なバスが僕の前で停まりました。今度こそ本物の965番のバスだと勇んで乗ると、新しい車両でWiFiもあれば、電源もあり、座席も綺麗で快適そのものです。九份へ観光に行かれる方にもこの965番のバスを強くお薦めします!
ご参考までに路線図と時刻表を転載しておきます。なお台北から九份までの運賃は90元です(2020年2月現在)。
小一時間ほどで「金瓜石(黄金博物館前)」のバス停に到着しました。コーヒー屋さんのお姉さんたちが待っていてくれています。ここからプチ登山の始まりです。
(②へ続く)
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