悲哀の日本人: カラオケにて
友人とカラオケに行った時のことです。
横に座っていらっしゃる女性が私に聞きました。
「台湾に何年いらっしゃるのですか?」
私は答えます。
「5年半です。」
この女性は必死で何かを考える様子で、ちょっと間をおいてから、突如たどたどしい日本語で言いました。
「アナタ、50年半、台湾ニイル。」
Orz... ...
(プチ解説: 日本語を話すことが出来る人が多い台湾ですが、時には肝を抜くような華麗な間違いにもしばしば出会います。)
✤✤✤
悲哀の日本人コンサルタント: クライアント先で
クライアント先でコピーを取っているときに紙がなくなって困っているとき、一人のおじさんが親切に助けてくれました。
私が彼にお礼を言うと、
「いやいや、どういたしまして。ところで、あんたたちはうちの会社の『グーグル』のシステム導入を手伝ってくれているんだって?」
おじさんは微笑みながら私にこう言いました。
「いえ、『グーグル』ではなくて『オラクル』なんですが。」
失礼にならないようにゆったりと訂正する私に、このおじさんはすかさず言いました。
「その『グーグル』のシステムとやらは高いのかい?」
Orz... ...
✤
それから二週間ほどしたある日、ふとエレベーターの中でこのおじさんに再会しました。
「おう、あんたたちオラクルのプロジェクトやってるんだって?」
遂にこの方に分かっていただけたんだと嬉しく思っている私に、彼は続けて話します。
「台湾オラクルの社長知ってる?やつはおれの友人なんだけど。」
「ええ、しばらくご無沙汰させて頂いていますが存じあげております。今でも覚えていて下さると良いのですが。」
「そうかそうか、彼のことだからきっとあんたのことは覚えているよ。」
✤
二、三日経ったところで、このおじさんと廊下で出会いました。
「よう、昨日台湾オラクルの社長と一緒に飯食ったぞ。」
「そうでしたか。彼は最近お元気ですか。」
「おう、忙しいけど元気でやってるよ。あんたのことも話したけど、やつもしっかり覚えていたぞ。」
「そうですか、それは嬉しいです。」
「ところであんた、シンガポール人なんだって?」
Orz... ...
(プチ解説: 台湾人は日本人が北京語を話せないと思っているように感じられてなりません。台湾で北京語を下手に話せると日本人として認められなくなるような気がします。。。)
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