【お願い】
以下は2020年5月30日に成田空港より日本へ入国、隔離された経験を記しております。入国のタイミングや場所によって、当局の対応や種々の状況は変わってくることもあるかと思います。この点を予めご承知おきの上、本日記をご高読いただきますようお願い申し上げます。
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(2020年6月9日(火)投稿「新型コロナ隔離日記 ④成田空港でPCR検査」より続く)
その後、引率の方に連れられて通常の入国手続き、通常の入館手続きを行います。通常と言いましたが、私の荷物はノーチェックでしたが、人によっては厳しくチェックされている様子でした。
これが終わると、第2ターミナルから第3ターミナルまで連れて行かれました。第3ターミナルにはダンボールでできた区切りのある椅子のようなものがたくさん置かれています。
簡単な弁当を与えられ、バスの準備ができるまで65番の椅子で待つように言われました。このダンボールの設備は、男の子だったら、なんだかダンボールの基地みたいに見えて喜ぶような気がしました。
ここで時刻を見ると20時過ぎだったかと思います。私はハイヤーを本日23時に予約していたので、まず予約変更の連絡を入れました。そしてトイレを済ませたり、頂いたお弁当を食べたりしてダンボールの「基地」の中で過ごします。
しばらくすると「バスの準備が出来ました!」という声が聞こえたので、荷物をもって再度移動します。みんなでソーシャル・ディスタンスを保ちながら、長い一列になってあるき続けます。コロナ対策済みバスの乗り場はターミナルの一番端にあって、移動が結構辛いです。私のスーツケースは約30キロあり、5箱のマンゴープリンの重さも少々堪えます。私の前には、台湾からお引っ越しと思われるご夫婦が、カートにたくさんのスーツケースやダンボール箱を載せて運ばれています。本当に大変そうです。
普段ですと空港の荷物受取カウンターから宅配サービスのカウンターへ行って、ダンボール箱の荷物などは自宅へ直ぐに送ってしまえばよいのでしょうが、そのような宅配サービスも今はやっていないようです。この時期の移動はできるだけ自分で運ぶ荷物は少なくし、少々不便でも別送便にした方が無難なような気がしました。
さて、なんとかバス乗り場まで着いたら、スーツケースを係の人に預けて、バスに乗り込みます。バスの中は青くボーっと光っていています。一つ一つの座席がビニールで覆われ、窓側もすべてビニールのカーテンで覆われています。バスの青い電灯の光がビニールに反射し、あたかも宇宙船の中にでもいるような気さえしてきます。
そしてこのように厳重にビニールで丁寧に覆われているバスを見ると、良い意味での日本の現場での丁寧さを感じずにはいられません。
このバスに揺られながら、成田に着陸してからここまでの道のりを改めて振り返ると、多くの人達がとても丁寧かつ親切に対応してくれていることを改めて思い出しました。私自身は日本政府を台湾政府と比べてしまうのもあって、日本における新型コロナへの対応に対して、正直なところ非常に不満に感じています。それでも日本の感染者や死亡者が欧米に比べて非常に少ないのは、このように検疫や医療の方々の努力や現場力の賜物かもしれない、、、とも思うのでした。
(続く)
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