【お願い】
以下は2020年5月30日に成田空港より日本へ入国、隔離された経験を記しております。入国の場所やタイミングによって、当局の対応や種々の状況は変わってくることもあるかと思います。この点を予めご承知おきの上、本日記をご高読いただきますようお願い申し上げます。
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以前のクライアントから連絡があり、できるだけ早く来日して欲しいとの依頼がありました。そこで契約等の準備を進めながら訪日の準備をしていると、幸い首都圏の緊急事態制限は25日に解除されたました。残念ながらここではまだ台湾からの入国拒否は解除されませんでしたが、5月30日(土)の便で日本へ行くことにしました。
新型コロナウイルスの水際対策強化のため、日本は111カ国からの入国拒否を実施しています。日本国籍保持者は帰国できるものの、PCR検査を受診し、検査結果が陰性であっても14日間は自宅または宿泊施設等で待機・自主隔離が必要になります。
台湾では感染者450名足らず、そのうち国内感染者は50名台。死亡者7名、退院者約420名、国内感染者ゼロが連続40日間以上続いています。それに対し、日本では感染者1万6000名以上、死亡者数900名近く、退院者は1万4000名以上です(2020年5月30日現在)。
このような状況で台湾から日本へ入国するために14日間も隔離させられるのは納得がいきませんが、致し方ありません。
これも貴重な体験だと思いますので、心を切り替えてこのPCR検査や隔離のプロセスを記録しておこうと思います。他にも海外に在住する日本人の方々(あるいは永住者・定住者の方々)が日本に戻る際の参考になれば幸いです。
実は待機・隔離されるのは僕の人生で三回目です。前回SARSのときにも二回、会社で待機・隔離を命じられ、ホテルに籠もっていたことがあります。もうここまで来ると隔離にも慣れたものです(!?)。
前回は中国で仕事をしていてSARSが発生し、日本へ戻ってくるように言われたのですが、当時日本老闆(リーベン・ラオバン=日本人ボス)と一緒に広東省珠海市に出張に行っていたのもあり、ホテルで5日間自主隔離を命じられました。
更にその後、M&Aの打ち合わせで台湾の人たちと淡路島で会議をしたのですが、その後も台湾の人たちが検査をして全員陰性と分かるまではホテルで自主隔離するように命じられたのです。
その後出社しても、あたかも私自身がウイルスであるかのような冷たい目で見られ、ずっと同僚たちから避けられていた辛い思い出があります。
その後出社しても、あたかも私自身がウイルスであるかのような冷たい目で見られ、ずっと同僚たちから避けられていた辛い思い出があります。
台湾では『水人無水命』(Súi-lâng bô súi-miā)(=美しい人に美しい運命はない)と言うのでまあ仕方がないよね、と親友のトントンちゃんに話したところ、『命運天註定』(Miā-ūn thiⁿ chù-tiāⁿ)(=運命は天によって定められている)と彼は言い直してくれました。どうやらオジさんには『水人無水命』という言い方は使えないらしいです。(苦笑)
(続く)
(続く)
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