2010年4月14日水曜日

新しいことを始めること

先週日本への出張で、大阪や金沢へ行きました。

東京にいる時とは色々な意味で随分異なる印象を受けたのですが、テレビをつければ、やはり東京でも大阪でも金沢でも同じようなことをやっていますね。

特に私が今回残念に感じたのは、新党「たちあがれ日本」立ち上げのニュースを見た時です。

このニュースの報道の際には、「脅威にはならない」、「自民党の補完政党」、「若い世代がいない」、「立ち枯れ?」等々ありとあらゆる批判の言葉が繰り広げられていました。

批判することは簡単で、行動を起こすことは難しい

政党であれ会社であれ、既存の組織を離れて今までに保持していたさまざまな資産を捨てて、新しい組織を立ち上げることは、極めて多大なる勇気が必要なことであると思います。

更に新しい組織を立ち上げて、運用していく際には、とにかく様々な予期しないことが起きるのが常というものです。

たとえ敵対する立場であっても、そんなリスクを顧みずに新しい政党を立ち上げた人々の志や勇気に拍手を送り、今後お互いに国会で戦っていくことを楽しみにしている、というような度量のあるコメントをする政治家は日本にはいないものでしょうか。

それとも、そんな政治家がいるのだけれども、私がたまたま見たテレビ番組では報道されなかっただけでしょうか。

2 件のコメント:

  1. 今の日本って、マスメディア支配の衆愚政治と言うことでしょう。こういう状態が続けば、政治家はマスコミや大衆ウケのよいバラマキだけに専念する。政治家本来の使命も国家意識も関係なくなる。勿論、外交も。

    これって、いつか来た道?

    細川の殿様が総理大臣になったと思ったらすぐに投げ出した。そして、青島と横山ノックがかけ声だけで東京都知事や大阪府知事に当選してしまった。本人たちも、まさか当選すると思ってないから当選したらどうしようもない。マスコミは面白ければいい。鳩山さんも、まさか自分が総理大臣になれると思ってなかった?

    日本は、65年前に敗戦で全てを失った。20年前、バブルがはじけて2度目の敗戦になった。今回は3度目ですね。一層のこと幕末・明治維新にもどって「国家とは?」を考えるときですね。大袈裟じゃなく、、、。

    ***

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  2. そうですね、この道はいつか来た道。北原白秋でしたっけ。

    日本も台湾もポピュラリズム、衆愚政治極まれりですね。

    私も日本は「国家とは何か」について再考するべきであると思います。

    そして、国家において政治家は、マスコミは、国民は何をすべきかを真摯に考えなければならないと思います。

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本ブログの概要

起業、大学院での活動、在台日本人の生活等を通して色々な角度から見た台湾について、そして台湾から見た日本について、皆さんとお話していきたいと思っています。