2010年2月28日日曜日

美味しい屋台発見!

台湾でおいしい屋台を発見すると、思わず心の中で「やった!」と叫び、ガッツポーズをするのは僕だけでしょうか。

先日、台湾人の友人と自宅の近所を散歩していたときに、ふと立ち寄った屋台で、僕はまさに心の中で「やった!」と思いました。

台湾には、『大腸包小腸』という食べ物があります。

もち米を腸詰にしたものに切れ目を入れて、台湾のソーセージや香菜や酸菜や生姜を挟み、独特のソースをかけて食べます。

この説明ではやや想像しにくいかもしれませんが、仮にライスバーガーではなくてライスホットドックというものがあれば、『台湾版ライスホットドック』だと思って頂ければ良いです。

この屋台では、普通は腸詰めをあぶるところを、さっと揚げてこの台湾版ライスホットドックを作ります。



しかも一本50元(日本円で約140円)。

僕の台湾人の友人も、「おっ、ここのはうまくて安い」と言っていました。

私は実は揚げ物が苦手なのですが、ここのものは大丈夫でした。

他にも揚げ大根餅や、里芋でつくったさつま揚げのようなものもお薦めです。

ところでこの屋台は、欣欣百貨(下の地図のA)の入り口がある小路にあります。



檢視較大的地圖

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2010年2月27日土曜日

恐怖!台湾の忘年会

本日台北市政府の地下の宴会場で台湾大学EMBAの新年会がありました。

台湾大学のEMBAは新年会でしたが、通常台湾では日本の忘年会にあたる『尾牙*』を盛大に行いますが、新年会は行いません。

(*北京語の発音はウェイヤー、台湾語の発音はボェーゲ)

大企業では大きなホテルや、場合によっては台北ドームなどを借りきって、全社員を一同に招いて忘年会を開くのです。

僕が台湾に来たばかりの時に初めて参加した尾牙は、いまだに忘れることができない体験です。

その頃の私はプロジェクトで普段は台南にいたのですが、この尾牙のために台北に戻ってきました。

会場である台北市内のとあるホテルに着くと、僕のボスとチームメンバーが一列になってホテルの玄関で待っています。

僕がタクシーから降りるやいなや、同僚たちが私の腕を鷲掴みにし、

「カブ、すまん、頭家娘**の言いつけにはそむけない、許せ!」

(** 「頭家娘」は台湾語で女性のボスの意味、「たおげーにゅー」と発音します。)

と言って、私をトイレに引っ張り込むのです。

何が起きているのか分からない僕は「あ゙~!」と悲鳴をあげるのみ。

仲間はそんな私の口を無理やり封じ、服を脱がせ始めるのです!

「あ゙~やめで~、おムコにいけなくなる~!!!」

しばらくたった後、なんとSM女王の衣装を着せさせられた私は(ご丁寧に右手にはムチまで持たさせられて)、偉いさんたちが座るメインのテーブルに座らさせられました。

私を見た親会社の日本人総経理らは、しばらくポカンとしていらっしゃったのですが、

「誰だと思ったら、もしかしてカブちゃん?なかなかよく似あうね~。」

と大笑いです。

台湾人の仲間も大喜びで、一人一人が私と記念写真を撮って、きゃっきゃっと騒ぎます。

後日、私の余りの落ち込みように心配した友人が、こう言って僕を慰めてくれました。

SM女王、なかなかいいんじゃないの。日系デパートの●●●さんの董事長、今年はビキニだったよ。

・・・・・・

皆さん、台湾で『尾牙』に誘われた時には、くれぐれも気を付けましょう。

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2010年2月26日金曜日

税務監査完了!


昨年5月15日に設立した僕の会社も、昨年末にて第一回目の会計年度を終えました。

今はまだ総経理兼従業員の自分一人だけの一人公司ですが、それでも税制が厳しい台湾では、通常の会社と同様に毎月決算を行い、2ヶ月ごとに税務申告をする必要があります。税務申告の際には、資産対照表、損益計算書、401と言われる納税書を提出します。

このような会計・税務処理は会計事務所にアウトソーシングしているのですが、最初は送られてきた財務諸表が自分のイメージと異なり、チェックや調整に苦労したものでした。

また、台湾で会社を設立・運営する際には、外国人であれば工作証(=就労許可証)、居留証(=居留ビザ)の取得と更新も考慮しなければなりません。

工作証更新のためには、資本金の5倍の売上を1年で計上していなければならないため、資本金を余り多く持ちすぎるわけにもいきません。外国人が銀行から簡単に資金調達できるはずもなく、資金繰りにも気をつけなければなりません。

ああだこうだ言っているうちに、2009年度が終わったわけですが、今週は税務監査報告書もスムーズに完成し、少しほっとしました。

1年目は赤字でしたので、事業所得税(法人税)は支払う必要はないのですが、当然ながら税務申告は必要ですし、台湾では税務監査も通常必要になります。

また、きちんとした税務監査を行っておけば、損金の年度を超えての持ち越しができます(ただし5年以内)。

実際に会社設立・運営を自分でやってみると、大変ですが、本当に良い勉強になります。

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2010年2月25日木曜日

羊肉チャーハンとカキのスープ



台湾のお米は美味しい。

日本統治時代に磯永吉と末永仁(すえながめぐむ)という人が台湾で米の品種改良を重ねたと言います。その努力の集大成が『蓬莱米』と呼ばれるお米で、台湾の米作農業の基盤となりました。

現在でも台湾の人々の手によって品種改良はすすめられ、最近ではコシヒカリをもとに品種改良して作られた『台稉9号』が登場しました。

このような美味しいお米を使った料理は多数あるのですが、台湾で食べるチャーハンは格別です。

五目チャーハン、えびチャーハン、牛肉チャーハン等等色々な種類があるのですが、私が好きなのは羊肉のチャーハンです。

羊と言っても、ラムでもマトンでもなく、山羊の肉を使っています。

山羊の肉は寒い季節には体を暖め、脂肪の燃焼を促進すると言われています。

そしてこのチャーハンと一緒に食べたいのがカキのスープ。

カキは日本と違って小ぶりでぷりぷりとしたものです。ベビーオイスターとでも呼ぶのでしょうか。

カキのスープは、生姜を細く刻んだものと、好みによって葱とザーサイみたいなものを少々加えるだけで、あっさりと頂きます。

ああ、台湾にいてよかった!

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台湾大学EMBA爐邊會


昨年僕は齢40近くにして台湾にて受験戦争に臨み、運良く台湾大学のEMBA(エグゼクティブ対象の経営管理学修士プログラム)に合格しました。

(この受験での苦労話は別途どこかで紹介させて頂きたいと思います。)

学校は3月からなのですが、昨年12月に新入生歓迎式典が行われた後、即さまざまなイベントが開催されています。

その中でも一風変わったイベントが月に一回行われる『台湾大学EMBA爐邊會』です。「爐邊會」の意味は日本語で「ろばた会」とでも言いましょうか。

この会には在学生だけではなくOBを含めて300人以上が参加していて、毎月ランダムに8人のグループに分かれます。そして一緒に会食をするというものです。

参加者は半年に一度必ず「爐主」を務めなければなりません。「爐主」の本来の意味は、台湾の廟で寄進など一切を取り仕切る人のことですが、ここでは幹事さんの意味です。

台湾大学EMBAは、「商学組」、「国際企業組」、「財務金融組」、「会計&戦略組」、「IT組」の5つの学科があります。この「ろばた会」では、10年以上前に卒業した人から在学生まで、そして様々な学科の人がごちゃまぜで、一緒になります。

飛び入り参加もあり、今回も色々なメンバーが集まりました。大病院の院長先生、台湾歯科会のトップ、製紙会社のCIO、半導体やコンピューターメーカーの幹部、電信会社の内部コンサルタント、独立してコンサルティング会社を開業した人(これは実は私自身と私の元同僚)等々。

便利なことに、とあるホテルのエグゼクティブマネージャもいたので、彼女のホテルのレストランの一室にてこの「ろばた会」が開催されました。

ここでは名刺交換、自己紹介に始まり、歓談し、お互い仲良くなります。

私が感心するのは、職業や職位に関わらず、メンバーたちの話はほぼ例外なく、ユーモア溢れかつ業界ならではの異なる経営を面白く語ってくれます。そしてそこから楽しい議論に発展していきます。

そして、この「ろばた会」をきっかけにお互いに連絡をとり続けていくわけです。

日本ではEMBAプログラム自体が少ないと思いますが、台湾にはたくさんの大学でEMBAプログラムを提供しています。台湾の人たちは勉強好きで、かつネットワークづくりに余念がありません。

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2010年2月23日火曜日

『五月天』の『志明與春嬌』


台湾語は音が多いせいか、台湾語の歌には独特のよい味があるように思います。

日本統治時代やその後の台湾語の歌は、ゆったりとした旋律で昔の日本の歌にも似ていますが、より切ない歌が多いです。

今の台湾語の歌といえば、よりポップスの要素が強くなってきているようです。

台湾音楽は北京語の歌が主流ですが、台湾の人とカラオケに行くと、彼らは北京語だけではなく台湾語の歌もよく歌います。

その中でも『五月天』(英語名:Mayday)というバンドの『志明與春嬌』は、カラオケで最も良く歌われる台湾語の歌の1つです。

メロディは明るいですが、歌詞は悲しい失恋の歌です。

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志明真正不知要按怎 為什麼 愛人不願閣再相偎倚
Chì-bêng chin-chiàⁿ m̄-chai beh án-chóaⁿ ūi-siáⁿ-mi̍h
ài-jîn m̄-gōan koh-chài sio-oá

春嬌已經早就無在聽 講這多 其實攏總攏無
Chhun-kiau í-keng chá-tio̍h bô teh thiaⁿ kóng chia choē kî-si̍t lóng-chóng lóng bô-khah-cho̍ah

行到淡水的海岸 兩個人的愛情
Kiâ-ka Tām-chuí ê hái-hōaⁿ nn̄g-ê-lâng ê ài-chiâⁿ(-chêng)

已經無人看 已經無人聽 啊
Í-keng bô lâng khoàⁿ í-keng bô lâng thiaⁿ a

我跟你最好就到這 你對我已經沒感覺 到這擋 你也免愛我
Goá kah lí siōng-hó tio̍h kàu chia lí tuì goá í-keng bô kám-kak kàu chiah tòng-tiāⁿ lí iā bián ài goá

我跟你最好就到這 你對我已經沒感覺 麥閣傷心
Goá kah lí siōng-hó tio̍h kàu chia lí tuì goá í-keng bô kám-kak mài koh siong-sim

麥閣我這愛你 你不愛我
Mài koh goá chiah ài lí lí bô ài goá

志明心情真正有影寒 風這大 你也真正攏沒心肝
Chì-bêng sim-chêng chin-chiàⁿ ū iáⁿ-koâⁿ hong chiah toā lí ia chin-chiàⁿ lóng bô sim-koaⁿ

春嬌你若無要及我播 這齣電影 咱就走到這位準
Chhun-kiau lí nā bô beh kah goá poaⁿ chit-chhut tiān-iáⁿ lán tio̍h kiâⁿ kàu chit-tah chún-tu soah

志明は本当にどうしていいか分からない どうして 彼女がもう側に来なくなったのか

春嬌はもう何も聞かない こんなにたくさん話をしても 実際何の役にもたたない

淡水の海岸まで行く 二人の愛情は もう誰にも見えない もう誰にも聞こえない

* 僕と君はここまでにしておくのが一番いい 君は僕に対する気持ちなんてもうない ここでやめよう 君ももう僕を愛する必要はない

僕と君はここまでにしておくのが一番いい 君は僕に対する気持ちなんてもうない 二度と傷つくことはない

僕は二度とこんなに君を愛することはない 君は僕を愛していない

志明の心は本当に寒く 風もこんなに大きい 君も心を本当に失った

春嬌 君がもしこの映画をもう僕と演じたくないのであれば 僕らはここまでにしよう

*繰り返し

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2010年2月22日月曜日

カブのキッチン/卡布ㄟ灶腳 ~『十全鶏湯』

台湾人の知り合いから教わった、『十全鶏湯』という台湾料理(養生料理と呼ばれる漢方のスープ)の作り方をご紹介します。

台湾の人たちは疲れたとき、産後、病後等の際、よく鶏のスープを飲みます。

以前日本のテレビ番組で、ジュディ・オングさんが台湾料理の作り方を紹介していましたが、それもやはり鶏のスープでした。

鶏のスープには何種類かありますが、十全はその中の1つです。

漢方のスープというと、なんやらマニアックで、作り方が難しいイメージがありますが、非常に簡単です!

材料

十全補湯 ・・・ 漢方薬店(中薬店)にて入手します。

(写真はクリックすると拡大表示します)

鶏肉(一羽分) ・・・ 好みによっては他の部位でも良いです。

米酒 ・・・ 日本の清酒に似た米のお酒です。

使用する道具

大同電鍋・・・電気の蒸し釜です。国内外を問わず、台湾人の各家庭には必ずと言ってもいいほど、この大同電鍋があります。(これがなければ大きな蒸し釜でよいと思います。)

手順

十全補湯の漢方薬を洗って、鍋(大同電鍋の内鍋)の底に入れて、米酒をいれます。

次に、鶏肉を洗って、漢方薬の上におきます。鶏肉がひたひた以上になるように、米酒と水を入れます。

この鍋を漢方薬を包んであった紙と、サランラップで密封します。

これを鍋ごと約45分蒸します。

出来上がり!

補足

十全補湯を購入の際は、肉桂(シナモン)をよいものを使った方が、味も香りも良くなります。

米酒と水の割合は、お酒に弱い人であれば、1:2 ほど、お酒が飲める人は、水を全く加えなくてもよいです。

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本ブログの概要

起業、大学院での活動、在台日本人の生活等を通して色々な角度から見た台湾について、そして台湾から見た日本について、皆さんとお話していきたいと思っています。