2010年2月22日月曜日

カブのキッチン/卡布ㄟ灶腳 ~『十全鶏湯』

台湾人の知り合いから教わった、『十全鶏湯』という台湾料理(養生料理と呼ばれる漢方のスープ)の作り方をご紹介します。

台湾の人たちは疲れたとき、産後、病後等の際、よく鶏のスープを飲みます。

以前日本のテレビ番組で、ジュディ・オングさんが台湾料理の作り方を紹介していましたが、それもやはり鶏のスープでした。

鶏のスープには何種類かありますが、十全はその中の1つです。

漢方のスープというと、なんやらマニアックで、作り方が難しいイメージがありますが、非常に簡単です!

材料

十全補湯 ・・・ 漢方薬店(中薬店)にて入手します。

(写真はクリックすると拡大表示します)

鶏肉(一羽分) ・・・ 好みによっては他の部位でも良いです。

米酒 ・・・ 日本の清酒に似た米のお酒です。

使用する道具

大同電鍋・・・電気の蒸し釜です。国内外を問わず、台湾人の各家庭には必ずと言ってもいいほど、この大同電鍋があります。(これがなければ大きな蒸し釜でよいと思います。)

手順

十全補湯の漢方薬を洗って、鍋(大同電鍋の内鍋)の底に入れて、米酒をいれます。

次に、鶏肉を洗って、漢方薬の上におきます。鶏肉がひたひた以上になるように、米酒と水を入れます。

この鍋を漢方薬を包んであった紙と、サランラップで密封します。

これを鍋ごと約45分蒸します。

出来上がり!

補足

十全補湯を購入の際は、肉桂(シナモン)をよいものを使った方が、味も香りも良くなります。

米酒と水の割合は、お酒に弱い人であれば、1:2 ほど、お酒が飲める人は、水を全く加えなくてもよいです。

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2 件のコメント:

  1. ディンタイフォン本店の鶏のスープは、卵チャーハンと甲乙つけ難いほど美味しいですが、これも「十全鶏湯」漢方を使っているのですか?

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  2. あの地鶏のスープは絶品ですよね。あのスープは漢方薬を使わず、よい地鶏を使って、ネギや生姜のみで味付けしているのではないかと予想します。ただし、作り方の共通点は、直接火にかけずに器ごと蒸して作る(中国語で『燉』)の方法で作っている店です。周りの人にどのように作っているか聞いてみますね。

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本ブログの概要

起業、大学院での活動、在台日本人の生活等を通して色々な角度から見た台湾について、そして台湾から見た日本について、皆さんとお話していきたいと思っています。