台湾人の知り合いから教わった、『十全鶏湯』という台湾料理(養生料理と呼ばれる漢方のスープ)の作り方をご紹介します。
台湾の人たちは疲れたとき、産後、病後等の際、よく鶏のスープを飲みます。
以前日本のテレビ番組で、ジュディ・オングさんが台湾料理の作り方を紹介していましたが、それもやはり鶏のスープでした。
鶏のスープには何種類かありますが、十全はその中の1つです。
漢方のスープというと、なんやらマニアックで、作り方が難しいイメージがありますが、非常に簡単です!
材料
十全補湯 ・・・ 漢方薬店(中薬店)にて入手します。
(写真はクリックすると拡大表示します)
鶏肉(一羽分) ・・・ 好みによっては他の部位でも良いです。
米酒 ・・・ 日本の清酒に似た米のお酒です。
水
使用する道具
大同電鍋・・・電気の蒸し釜です。国内外を問わず、台湾人の各家庭には必ずと言ってもいいほど、この大同電鍋があります。(これがなければ大きな蒸し釜でよいと思います。)
手順
十全補湯の漢方薬を洗って、鍋(大同電鍋の内鍋)の底に入れて、米酒をいれます。
これを鍋ごと約45分蒸します。
出来上がり!
補足
十全補湯を購入の際は、肉桂(シナモン)をよいものを使った方が、味も香りも良くなります。
米酒と水の割合は、お酒に弱い人であれば、1:2 ほど、お酒が飲める人は、水を全く加えなくてもよいです。
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ディンタイフォン本店の鶏のスープは、卵チャーハンと甲乙つけ難いほど美味しいですが、これも「十全鶏湯」漢方を使っているのですか?
返信削除あの地鶏のスープは絶品ですよね。あのスープは漢方薬を使わず、よい地鶏を使って、ネギや生姜のみで味付けしているのではないかと予想します。ただし、作り方の共通点は、直接火にかけずに器ごと蒸して作る(中国語で『燉』)の方法で作っている店です。周りの人にどのように作っているか聞いてみますね。
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