はじめに

ベランダから台北の街を見下ろすと、いつになく静かで、そして疎らな蛍の群れのように朧に光っています。

私の住むマンションは、昔は日本人が多く住んでいました。今では景気や中国シフトの関係で、日本人は随分少なくなりました。

明日で旧暦の新年を迎えますが、この新年から台湾についてブログを書いてみようと思います。

私は台湾に住んでまだ５年で、他に台湾にもっと長く住んでいらっしゃる方も沢山いらっしゃるはず。こんな私が台湾についてモノを書くことは、まさにおこがましいという一言に尽きるかと思います。

私がちょっと変わっているのは、台湾に住む以前にはアメリカ、中国に住んでいて、今は台湾で自分で会社を設立していて（と言っても設立したばかりで、まだ実績もなく、若葉マークの起業家ですが）、同時に夜と週末に大学院で勉強する学生という身分であることです。

もう一つは、まだまだではありますが、北京語だけではなく台湾語も少し操ることができることです。

こんな私が台湾を見るときには、少し他の人とは違った台湾を見ている時があるかもしれません。

いずれにしても、一人の台湾と日本を愛する者として、私の書いたものを見る日本の人たちに少しでも多く台湾に興味をもってもらったり、台湾の人たちから「いや、あなたはそう言っているけど、実際にはこうなんだよ」と意見の交流があったりすれば、喜びに堪えません。

子供の頃につけようとした日記帳のように三日坊主にならにように頑張りたいと思いますので、宜しくお願いします。

旧暦大晦日の夜　台北の自宅にて