2010年2月25日木曜日

台湾大学EMBA爐邊會


昨年僕は齢40近くにして台湾にて受験戦争に臨み、運良く台湾大学のEMBA(エグゼクティブ対象の経営管理学修士プログラム)に合格しました。

(この受験での苦労話は別途どこかで紹介させて頂きたいと思います。)

学校は3月からなのですが、昨年12月に新入生歓迎式典が行われた後、即さまざまなイベントが開催されています。

その中でも一風変わったイベントが月に一回行われる『台湾大学EMBA爐邊會』です。「爐邊會」の意味は日本語で「ろばた会」とでも言いましょうか。

この会には在学生だけではなくOBを含めて300人以上が参加していて、毎月ランダムに8人のグループに分かれます。そして一緒に会食をするというものです。

参加者は半年に一度必ず「爐主」を務めなければなりません。「爐主」の本来の意味は、台湾の廟で寄進など一切を取り仕切る人のことですが、ここでは幹事さんの意味です。

台湾大学EMBAは、「商学組」、「国際企業組」、「財務金融組」、「会計&戦略組」、「IT組」の5つの学科があります。この「ろばた会」では、10年以上前に卒業した人から在学生まで、そして様々な学科の人がごちゃまぜで、一緒になります。

飛び入り参加もあり、今回も色々なメンバーが集まりました。大病院の院長先生、台湾歯科会のトップ、製紙会社のCIO、半導体やコンピューターメーカーの幹部、電信会社の内部コンサルタント、独立してコンサルティング会社を開業した人(これは実は私自身と私の元同僚)等々。

便利なことに、とあるホテルのエグゼクティブマネージャもいたので、彼女のホテルのレストランの一室にてこの「ろばた会」が開催されました。

ここでは名刺交換、自己紹介に始まり、歓談し、お互い仲良くなります。

私が感心するのは、職業や職位に関わらず、メンバーたちの話はほぼ例外なく、ユーモア溢れかつ業界ならではの異なる経営を面白く語ってくれます。そしてそこから楽しい議論に発展していきます。

そして、この「ろばた会」をきっかけにお互いに連絡をとり続けていくわけです。

日本ではEMBAプログラム自体が少ないと思いますが、台湾にはたくさんの大学でEMBAプログラムを提供しています。台湾の人たちは勉強好きで、かつネットワークづくりに余念がありません。

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2 件のコメント:

  1. カブちゃんは、日本とアメリカで大学院を卒業して、これから台湾でまたまた大学院に行く訳です。3つの国で大学院に行く人ってあまりいないと思います。是非、違いを紹介して下さい。

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  2. どうもありがとうございます。3月に学校が始まった際には、ぜひ3つの国の大学院の違いについて感じ考えたことをご紹介させて頂きたいと思います。(日本の方は、大学は卒業したのですが、大学院は修士課程中退です。。。途中でやめてアメリカへいきました。)

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起業、大学院での活動、在台日本人の生活等を通して色々な角度から見た台湾について、そして台湾から見た日本について、皆さんとお話していきたいと思っています。