台湾における起業や新会社の設立に興味がある方々へのご参考のため、昨年会社設立の際に書いていました日記をご紹介したいと思います。
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台湾の最低賃金とは?健康保険と労災は加入必須か? 2 (2009年6月16日)
地下鉄に乗って一駅のところとのことなので、地下鉄の駅に行こうとビルの外に出ると、あれ、向かいの建物は1990年初期に弟が留学の際に住んでいたアパートの建物のようでした。
確信はないのですがこれも何かの縁なので、ついでに携帯で写真をとってから、健康保険局(健保局)へ行きました。
50人待ちのせいで既に時間はお昼になっていましたので、先にご飯を食べてから健保局に入ると、これがまた非常に綺麗で新しい内装でした。
台湾の健保はかなり財政的に苦しいと聞いていたので(製薬メーカーにてプロジェクトをしたときに聞いた)、少々驚きました。
しかもこちらは労保局とは異なり、番号札を取って10分くらいで係の人とお話が出来ました。
「私は日本人で、最近一人公司を設立しました。一つ目の質問ですが、健保加入は必須ですか。」
係の若いお姉さんっぽい女性は
「そうです、必須です。」
「では二つ目の質問ですが、保険料はいくらで、このために最低必要な賃金はいくらですか。」
係の女性は、
「手続きを説明しながら、そのお話をしましょう。会社設立登記表、居留証はお持ちですか。」
というとちょっと厚めの資料を早くも机の上に出し、私が登記表と居留所を渡すと、すぐにコピーを始めた。
コピーが終わると、即
「答えはこの表にあります。ここを見てください。台湾では雇用主の最低賃金は月33,300元(約10万円)、保険料は月1,515元(約5千円)です。」
最低給与は会計士の予想の30,000元を少々超えるが、保険料そのものは思ったより高くなかったのでほっとしました。さらに年間約6万円ですので、日本で海外保険に入るより安いです!
そんな思考をしている私に係の女性は聞きます。
「会社の大小章(会社印と代表者印)は持って来ていますか。」
「すみません、今日は持って来ていないです。」
「没問題!フォームの書き方を説明しますから、記入捺印の上、郵送してもらえば結構です。」
と言うか否や、そのフォームの記入方法を説明し始められました。この女性、お若いのに手際はいいし、説明も的を射ていて素早く、一瞬のうちにほぼ手続きが完了しました。(次回へ続く)
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