2010年6月29日火曜日

台湾大学院受験奮闘記 12 ~ 予備校最後の講義

台湾への留学に興味がある方々へのご参考のため、引き続き昨年大学院受験の際に書いていました日記をご紹介したいと思います。

予備校最後の講義(2009年10月25日)

週末の1024日(土)、25日(日)の2日間、みっちりと全日予備校の講義です。

内容は管理學概論、時事、ケース分析演習、面接の受け方です。

管理學概論は前回の内容と同一で、今回は2回目の受講ですのでよい復習となりました。

よくよく考えると、例えば「オペレーションズリサーチ」、「サプライチェーン管理」、「財務管理」、「○○リーダーシップ論」等等、経営に関する個別理論の本はよく読むのですが、経営管理学を1冊の本で総括的に鳥瞰するのは今回が初めてです。

更に過去問と合わせてみれば、「SWOT分析」等の非常に基本的な話から、「バランス・スコアカード」、「ブルーオーシャン戦略」、「知識管理、学習型組織」など最近流行であり、かつ自分でも勉強しないといけないと思いつつ手がついていなかったトピックを見る良いきっかけとなりました。

時事については、今年あった出来事でかつビジネスに関係の深いことをいくつか選び、それをジャーナリストの方に紹介してもらうというものです。

この時事で特に時間を割いて説明、ディスカッションされたのがECFAでした。

ECFAは「Economic Collaboration Framework Agreement の略で日本語では『両岸経済協力枠組み協議』と呼ばれ、いわば中国(中華人民共和国)と台湾間のFTAFree Trade Agreement)、自由貿易協定であると言えます。(これについての議論はまた別途どこかでしようと思います。)

これまた普段はニュースで見ているのみで、深く情報収集したり、人と議論したりしたことがなかったため勉強になりました。

受験勉強も結構役に立つものだと思いました。

ところで、今回の講義会場は淡江大学の麗水街にあるキャンパス。ここは日本統治時代は「昭和町」と呼ばれていた地区です。窓から外を見ると黒い瓦ぶき、トタンの看板・・・、そんな懐かしい感じの建物が見えてきました。

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起業、大学院での活動、在台日本人の生活等を通して色々な角度から見た台湾について、そして台湾から見た日本について、皆さんとお話していきたいと思っています。