2010年5月11日火曜日

台湾大学院受験奮闘記 7 ~ 台湾大学の説明会へ行く

台湾への留学に興味がある方々へのご参考のため、引き続き昨年大学院受験の際に書いていました日記をご紹介したいと思います。

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台湾大学の説明会へ行く(2009年10月17日)

台湾大学は台北市の南にあり、私の自宅の地下鉄の最寄り駅から6駅目の場所にありますので便利です。

台湾大学に着くと、いつものことですが非常に懐かしい気持ちに襲われます。

ここは旧台北帝國大学、建物は京都大学などの旧帝大とそっくりです。

ただキャンパスや付近の通りの植え込みが「大王椰子」で、トロピカルですが。

会場である管理学院の地下の大教室などは、僕の日本の母校の教養時代の講義が行われる大教室と雰囲気はそっくりです。

言い換えると、政治大学の新しく綺麗な大講堂とはえらい違いです。(苦笑)

地下のちょっと黴臭いような空気と、レンガ造りの壁の隙間から入ってくる外の空気が混じり合った匂いは、自分の学生時代を思い起こさせて止みません。

ヘルメットをかぶって、マスクをした中核派の人が説明会に乱入してきたりして、、、と自分の学生時代と今をごっちゃにしたおかしな想像をしてしまいました(年齢がバレちゃいますね)。

説明会で政治大学と大きく異なる点は、政治大学の説明会も盛況でしたが、台湾大学の説明会の方が圧倒的に参加者が多く、かつ年齢層が高いことです。

台湾大学のEMBAプログラムの説明はまず、英国のファイナンシャルタイムズのグローバルEMBAランキングで40位に躍進したとのよいニュースから始まりました。

・ EMBAプログラムは1997年に設立。

・ プログラムは3学期制で、暑学期、秋学期、春学期からなる。1学期は16週間。各学期の間には2-3週間のお休みがある。

・ 入学前の2から5月に準備のクラスが開講される。

・ コア12、必須科目2、選択科目4―6科目、計18―20科目と論文を完了することが学位取得条件。通常1学期につき3科目履修し、2年で学位取得が可能。

・ 論文はケーススタディまたは業界について深く研究を行う。英語でも可能。

全体の説明会の後、科別の説明会に移りました。「国際企業組」(中国語の「組」が日本語の「科」の意味)のセッションに参加しましたが、満員でした。

・ 国際企業組は元々国際貿易組であった。時代のニーズに合わせて、単なる貿易ではなく、国際企業の経営についての学問の幅を広めてきた。

・ 特に、多国籍企業の財務、マーケティング、戦略、国際金融の4つの分野に重点を置いている。

・ 講師陣は24名。22名が欧米の博士号をもち、2名が台湾大学の博士号をもっている。

セッションが終わった後に、お二人の在学生(おひとかたは外資系製薬会社の部長さん、もうおひとかたは台湾のテレビ局傘下の文化事業会社の総経理さん)と少し話をしました。

・ 授業は全て中国語で行われる。教科書は通常中国語版と英語版の両方がある。

・ 外国人学生は、通常一年に1人はいるのではないか。自分の一年上にも日本人の女性が1人いる。

・ 出張が多くて授業に出られないこともあるが、教科書を読んでおく、ノートを借りるなどでなんとか対応は可能。

説明会を終えて建物を出ると、「過去問」や「傾向と対策」を売り込む予備校の人たちで溢れていました。

人波に揉まれながら、台湾にもこんなに予備校が多いのかと感心しつつ、台湾大学を後にしました。

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3 件のコメント:

  1. はじめまして。京都の国立大学から交換留学で、この九月から管理学院に行くことになりました、TKと申します。MSNなどされていたら、お話チャットで伺いたいと思い、足あと残させていただきました。御迷惑でなければ、よろしくお願い申し上げます。

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  2. はじめまして。交換留学楽しみですね。私も京都の国立大学出身です。MSNはkabu_tw@hotmail.co.jpになります。御気軽にご連絡下さい。

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  3. おはようございます。大変ご無沙汰しています。
    やっと、最近自転車を手に入れました。交換留学までの間、就職活動やら京大のテストからで本当にキツキツの生活でした。

    メールで、私の携帯などお送りします。

    週末、台風ですが時間が有ればお会いしましょう。

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本ブログの概要

起業、大学院での活動、在台日本人の生活等を通して色々な角度から見た台湾について、そして台湾から見た日本について、皆さんとお話していきたいと思っています。