アメリカの大学時代の後輩M君が遂に結婚しました。
3年前に私がクライアントを連れてアメリカに出張したときに、テキサスからの帰り道、フライトの遅れによりLAの空港で足止めを食らいました。
そのときに卒業以来10年以上会っていないにもかかわらず、電話をすると彼ともう1人の後輩が空港まで迎えに来てくれてマンハッタンビーチを案内してくれました。
クライアントも2人の後輩も台湾人で、マンハッタンビーチのカフェで北京語と台湾語でお喋りし、なんだか変な気もしたのですが、楽しい時間を過ごしました。
その後M君は台湾で某日系企業F社に勤める女性と知り合い、LAから台湾へ帰省するときには、彼女や他の台湾にいる後輩と私と一緒にちょこちょこ会ったものです。
今回M君の挙式は、桃園(台北国際空港があり、日本で言えば千葉のようなところです)で行われ、料理はすべて精進で、かつ参加者は700人以上と台北とは異なる趣のもので、私自身楽しまさせれました。
さて、日本語では「郷に入っては郷に従え」、中国語では「入郷隨俗」と言いますが、私自身敢えてそうしないことが1つあります。
それは台湾の結婚式でも、中華特有の真っ赤な袋を使わずに、故郷金沢の「津田水引」さんで買った祝儀袋を使うことです。
「津田」さんは金沢で100年以上も続く加賀水引の名店で、ここの水引や封筒はやはり伝統に裏打ちされた美しさがあります。
はじめはなんとなく恐る恐る使ってみたのですが、「あの水引はずっととってあるよ」「私が結婚したときも是非」等台湾でもかなり好評なので、今や習慣となっています。
自己満足かもしれませんが、自分が誇りに思って、そして外国の人にも気に入ってもらえる伝統をもつ故郷があることは幸せなことですね。
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