税務なんて言った瞬間、親愛なる読者の皆さんは「こんな堅い話は読みたくない」と仰られるかもしれません。
それでも僕は今回、台湾の税務の話をしようと決心しました。
理由は過去に業務の流れを拝見させて頂いた日系企業さんにおいて、問題を発見した経験が何度もあるためです。
ひどいときには現地の幹部の方から、「うちが税務の基本的な間違いを犯しているわけがない、バカなことを言うな」と怒鳴られながらも、こちらより誤りを指摘させて頂いたことさえあります。
このように「うちに限って」と思いつつ、誤りが発生する原因は、非常にシンプルです。
監督責任をもつ現地法人の日本人の方たちが、日常業務に忙しく、かつ日本国外の税務はクセがあることが多いため、どうしても勉強不足になるためです。
私自身、中国や台湾へ移動した時に、かなり現地の税務について勉強したつもりなのですが、今をもってまだ勉強中で、新しい発見がしばしばあります。
税務にはそれだけ多くの要注意事項とリスクがあるのだと思います。
そこで、簡単に僕の独断と偏見で、台湾の税務を出来るだけ簡単にかつ分かりやすくお話したいと思います。
今回は統一発票というモノのお話です。
台湾において、ごくごく小規模の商店は例外として、すべての会社がモノやサービスを売りあげる際には、必ずこの『統一発票』(英語ではGovernment Uniform Invoice; GUI)と呼ばれる政府指定のフォームを使ったレシートを発行しなければなりません。
今月うちの会社も入金があったので、発行しました。イメージは上図の通りです。
更に、購買の際には仕入れ先が発行した統一発票を入手し、保存しておく必要があります。
この統一発票のいやらしいところは、2ヶ月に一度整理して、国税に報告しなければならないことです。
そしてその際には、会社の財務諸表上の売上と費用の数字が、統一発票の合計額に原則として一致していなければなりません。
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